梅雨が明け、標高1,000mの奥田農園にも夏が到来!
朝晩に吹き抜ける高原の風は気持ち良いのですが、日中は気温が高く少し動くだけで汗が滴ります。
繁忙期に突入した、現在の奥田農園の様子をお伝えします。
– 夏いちご
こちらは夏いちごの様子です。今期も非常に良い状態ですね。
新しい花芽がどんどん上がってきています。
昨年以上の収穫が期待できると思います。
宝石のように輝いていますね。
味、色、形、申し分のない品質で収穫できており、出荷も7月上旬から開始しています。
こちら、今期から導入の秘密兵器「UV-B」です。
植物に紫外線B波(UV-B)を照射することにより、植物の免疫機能を活性化させ、うどん粉病などの発生を抑制する画期的なライトです。
メカニズムとしては、この紫外線を浴びたいちごが、体内の抵抗性遺伝子を活性化させて、感染抑制タンパク質を生成することで病気などへの感染を抑えるというもの。
つまり、UV-Bの刺激によって、植物自身の免疫力が高まり、強い株に育つのです。
[参考] 紫外線B波(UV-B)を活用し、イチゴうどん粉病やハダニ対策! 減農薬や省力化をサポート
夜間はこのように青く光っています。
– いちご苗
今期も素晴らしい親株ができ上がっています。
ご覧ください、このランナーの力強さ!!
苗挿しもピークが始まっており、ベテランのスタッフ達が、次々と培土へ挿していきます。
苗場の方にも設備を導入!「循環扇」です。
苗場ハウス1棟に3機、8棟に計24機の循環扇を導入しました。
電力は200Vを使用して節電し、環境に配慮しつつ24時間フル稼働させています。
高原という地理的なメリットの大きい場所に位置している奥田農園ですが、それでもハウス内は空気がこもりやすく、スプリンクラー等の使用により湿度も上がってしまいます。
しかし、循環扇の導入により、ハウス内も常にハウス外と同様の温度、湿度に保つことができますので、より病害虫が発生しにくい環境ができ上がると思います。
ありがたいことに今期も多くのお取引先様よりご発注いただき、春時点の注文で今期出荷予定分の苗の注文は締め切っています。
状況次第ではありますが、余剰分の苗をお求めの際にはお問い合わせください。
今期もスタッフ一同、一丸となって良いいちご、良い苗を作っていきたいと思います。