いちご苗を出荷。寒冷の地から常夏の沖縄へ。

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 秋風が吹き抜け、日中でもハウスの外ではTシャツの上に羽織るものが必要な気温になってまいりました。奥田農園では苗の出荷作業に追われる日々が続いております。

 ちょうど一週間ほど前、出荷作業中に携帯電話が鳴りました。

「いちごの苗を販売して欲しいのですが…」

 聞いてみれば、電話の相手先は沖縄県。観光農園で使用するいちごの苗を納入してくれる取引先を探しているということでした。数量は5,000株。9月のこの時期とはいえ、頑張れば出荷可能ではありますが、正直なところ沖縄との「物理的な距離」に悩みました。奥田農園では、苗の出荷を配送業者に任せず、必ず奥田農園の人間が行い、情報交換を行いながら苗の状態を説明し、常に顔の見える取引を行ってきました。しかしながら、沖縄までは空輸もしくは海運になるため輸送コストや輸送時間の問題が付き纏う上、問題が起こった際にすぐに駆けつけられる場所でもありません。即答できず、回答にお時間をいただきました。

 そして、再度考え、返事をさせていただきました。

「せっかくご連絡をいただいたのも何かのご縁。ぜひお取引させていただきたく思います。」

 ということで10月下旬、奥田農園の苗を携えて視察および技術指導に行ってまいります、標高1,000mの寒冷地長野県茅野市から太陽輝く常夏の沖縄へ!
 出荷まであと1ヶ月。ちゃくちゃくと準備を進めております。